九大・国際寮240戸、夏から入居 糸島市の「国際村構想」第1弾

西日本新聞 九州+ 竹森 太一

 福岡県糸島市が推進する「九州大学国際村構想」の第1弾事業として、県内で学生寮などを手掛ける不動産賃貸業「セトル」(同県直方市)は、糸島市泊カツラギ地区で計画している国際寮「セトルインターナショナル」(240戸)と、国際ホテル「グローカルホテル糸島」(85室)の概要を公表した。九州大伊都キャンパスの南門そばに同社が総工費約34億円で整備。国際寮は今年8月下旬以降の入居開始、ホテルは来年1月のオープンを予定する。

 九州大は2018年、糸島半島の福岡市西区と糸島市にまたがる伊都キャンパスへの移転を完了。272ヘクタールの敷地の1割ほどが糸島市域で、同市は留学生の快適な生活を支援して地域の国際化を進めるため、同大、セトル、地元金融グループと連携協定を結び、キャンパス南側隣接地を国際村と位置付ける構想を策定している。

 国際寮は鉄筋コンクリート造6階建て。約22平方メートルのAタイプ180戸(月額家賃3万4千円~3万9千円)と、約18平方メートルのBタイプ60戸(同3万円~3万3千円)を家具・家電付きで用意(管理費5千円など別)。80~120人の留学生の受け入れを想定しており、日本人学生も入居できる。

 入居の募集開始は今年5月中旬を予定。食費は月額2万2千円で、日・祝日などを除く1日2食(朝食・夕食)を任意で契約可能。対話スペースや学習室、礼拝堂も設置する。

 国際寮の隣接地に整備するホテルは鉄筋コンクリート造4階建て。85室で計132人の宿泊が可能。シングル48室、ツイン27室、大浴場(約117平方メートル)などで構成し、観光利用も念頭に置く。120人規模の立食宴会が可能なコンベンションルームも設ける。

 同社が泊地区で運営するレストラン「太陽の皿」は、ビュッフェレストランとしてホテル内に移転する。宿泊料など未定。

 セトルは九州大周辺で既に5棟(950室)の学生寮を運営。21日に糸島市内で記者会見した一尾泰嗣社長は「留学生が快適、安心・安全に過ごせる環境を提供する。ホテルが足りなくて困っていた九州大での学会参加者の方の利便性向上にも寄与したい」と語った。 (竹森太一)

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