知事選延期「やりすぎ」「合理的」 幸山氏申し入れに熊本県内各党

西日本新聞 熊本版 和田 剛 壇 知里

 熊本県知事選(3月5日告示、同22日投開票)に立候補を表明している幸山政史氏(54)が25日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて知事選の日程延期を県選挙管理委員会に申し入れたことを受け、他の陣営や県内の政党関係者からは賛否や戸惑いの声が聞かれた。

 幸山氏は県選管への申し入れ後、知事選で対決する現職蒲島郁夫氏(73)の後援会事務所を訪れ、申し入れ書を手渡した。対応した後援会幹部の村田信一氏は報道陣に「『選挙の繰り延べを選管に申し入れたことを報告しに来た』と聞いた。知事に伝える」と困惑した様子。同後援会で延期を議論したことはないという。

 一方、出馬を表明している自営業の新人三井一郎氏(71)は「政策を伝えるためテレビ討論会などを企画してほしい。日程を延ばすのも一つの案」と述べた。

 県選管事務局によると、申し入れの取り扱いについて法令上の定めはなく、協議するかしないかなど今後の対応は委員長が判断するという。

 蒲島氏を支援する自民党県連の前川收会長は「いつもと違う選挙にはなるが、できることを考えてやっていけばいい。延期の必要はなく、(申し入れは)やりすぎ」と幸山氏を批判した。

 幸山氏を支持する社民党県連合の今泉克己代表は「大事な選挙に有権者が参加しやすくするという延期の趣旨は分かる」。共産党県委員会は幸山氏を自主的に支援する。山本伸裕県議は「投票率が大きく落ち込んだら選挙と言えるのか。延期は合理的」と理解を示した。

 自主投票を決めている立憲民主党の矢上雅義県連代表は「終息時期は見えていない。投票を延期したい気持ちも分かるが、厳密に定めた任期まで延ばすのは難しいのではないか」と述べた。 (和田剛、壇知里)

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県議会野党系会派が知事選延期要望へ

 県議会の野党系会派「くまもと民主連合県議団」は25日、知事選の延期を26日にも県選管に申し入れることを明らかにした。

 鎌田聡代表は取材に「(新型コロナウイルス)感染拡大防止にとって重要なこれからの2週間に、告示日が重ならないようにしてほしい」と述べ、知事任期の4月14日までの範囲で延期を求める考えを示した。 (和田剛)

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