新型肺炎、佐賀も厳戒 武雄市はアジア食の祭典中止

西日本新聞 佐賀版 北島 剛 古賀 英毅

 佐賀県は25日、3月22~24日に武雄市などで開催予定だった国際イベント「アジアベストレストラン50」が中止になったと明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、主催する英国の広告会社がこの日発表した。期間中の関連イベントも取りやめる。

 アジアベストレストラン50は、優れたアジアのレストラン50店を表彰する食の祭典。国内外のシェフやレストラン関係者、メディアなど約700人が参加する見込みだった。2013年からシンガポール、バンコク、マカオの3都市で開かれてきて、国内では初開催となる予定だった。

 県によると、21日に主催者から相談があり、中止が決まった。50店の発表はオンラインで行われる見通し。県は本年度予算に関連費約9400万円を計上して、イベントをきっかけに県産食材や器の情報発信を目指していた。

 25日に記者会見した県産業労働部の澤田斉司部長は「世界やアジアに佐賀をPRできる機会だったが、致し方ない」と語った。山口祥義知事は「今回の中止は誠に残念。次回こそ、佐賀県で開催できるよう、改めてチャレンジしたい」とコメントした。

 「武雄をPRできる絶好の機会ととらえて準備を進めていただけに非常に残念であるが、やむを得ない」と同市の小松政市長。同市観光協会の山下裕輔会長は「感染が広がらないようにみんなが協力することが大事。リスクをかけてまでやるべきことではない」と冷静に受け止めた。 (北島剛、古賀英毅)

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県主催イベント、個別に判断確認

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県は25日、副知事をトップとする幹部会議を開き、県主催のイベントについて「一律に中止とせず、必要性を個別に判断する」との現時点の基本方針を確認した。

 この日、政府が決定した「イベント開催は現時点で全国一律の自粛要請を行わない」との基本方針を踏襲した内容。県の会議では、個別判断の考慮事項として、参加人数や同一空間での滞在時間のほか、感染すると重症化しやすい高齢者や妊婦といった参加者の特性などを示された。この方針に照らし、県は東京で3月6~8日に予定していたイベント「サガサウナ」の延期を決定。一方、同1~2日にある県立高校の卒業式は予定通り実施するという。

 県によると今月25日夕時点で、感染の疑いがあるとして検査した計13人はいずれも陰性だったという。

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