母を福岡都市圏であった落語会に…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 後藤 潔貴

 母を福岡都市圏であった落語会に招待した。「いつまで親孝行できるか分からんとよ」と妻に諭され、82歳の老母を、私の単身赴任先に熊本市から連れ出したわけだ。母は喜び、私も「また招待するよ」と約束した▼思えば母は夫(私の父)を52歳で亡くし、寂しい寂しいとずっと言い続けてきた。私は母の世話を兄貴に押しつけたまま、年に数回、古里に帰るのがやっとという親不孝ぶり。それでも久しぶりに顔を見せると、あれこれ食事の世話をする、料理好きな母だ▼今回は私が手料理でもてなし、母は喜んで食べてくれた。数日後、母を熊本に送った際、らっきょう漬けを持たせてくれたのだが、これが酸っぱいのなんの。以前との味の違いをかみしめ、母の老いをあらためて実感した。 (後藤潔貴)

 

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