九産大生のアイデア光る 五輪の博多張子も 天神でプロデュース展

西日本新聞 ふくおか都市圏版 坂本 公司

 九州産業大(福岡市東区)の学生が伝統工芸品の職人や企業、自治体と連携して生み出した新商品のアイデアなどを紹介する「九産大プロデュース展」が3月1日まで、福岡市・天神のイムズ地下2階イムズプラザで開かれている。学生の感性や発想を地域産業振興につなげる目的で行っている恒例の展示会。若者のアイデアが光る約150点が並ぶ。入場無料。

 イムズを会場にして8回目となる展示会。九産大は学生が社会に飛び出し、企業や行政と連携してプロジェクトを立ち上げた上で、現場を知り、答えを導きだす力を養う「プロジェクト型教育」を重視。その成果を披露する場の一つだ。

 今回は九産大芸術学部などに所属する学生約100人が展示会に参加した。彼らは任意参加、または授業の一環として、企業や自治体などと連携する33のプロジェクトいずれかに加わり、制作に携わった。

 目を引くのが「博多張子(はりこ)でオリンピック」のコーナー。東京五輪が近づく中、博多を代表する伝統工芸品の博多張子で夏の五輪種目を表現した作品20点がライトを浴びている。張子のだるまに学生が思い思いに紙粘土などを重ねた作品だ。水泳、体操、乗馬、アーチェリーなどの選手がダイナミックに動く様子を表した。

 重量挙げを題材に作品を仕上げた芸術学部2年の脇山聖雅さん(20)は「バーベルを持ち上げる瞬間の頑張っている顔を出したくて、表情筋をこれでもかと盛った」と笑顔を見せた。

 「福岡・大川家具工業会」会員の家具メーカーとの協働で新たな家具をデザインするプロジェクトに加わったのは、同学部4年の永田ももさん(22)。卒業制作として、発泡ビーズ入りクッションに天板を付けて「テーブルとしても使えるクッション」を開発した。

 蚊帳で使うポリエステル布を使ったという永田さんは「中のビーズが透けて面白い感じに作れたと思う」と振り返る。春からは東京でかばんなどのデザイナーとして働く。「チームでものを作るときの力の合わせ方を学べた。社会で生かしていきたい」と話した。

 ほかにも、学生考案のデザインが施された博多人形「ハカタオフク」などが来場客を迎えている。展示会リーダーも務める永田さんは「映像も多く使ってレイアウトも凝った。ぜひ見に来てほしい」とPRした。 (坂本公司)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ