北九州空港の滑走路延伸へ 新年度予算に調査費 国交省方針

西日本新聞 森井 徹

 北九州空港(北九州市、福岡県苅田町)の滑走路を3千メートルに延伸するため、国土交通省が2020年度当初予算の公共工事費配分に調査関連費を計上する方針を固めたことが28日、関係者への取材で分かった。3月末に詳細な予算額を決定する。

 北九州空港は24時間運用可能な海上空港で、北九州市と福岡県は、大型貨物機が利用する国際的な拠点空港への整備を目指している。現在の滑走路は2500メートル。遠距離航行する燃料を搭載した大型貨物機の発着を可能にするため、3千メートルへの延伸を要望してきた。

 関係者によると、九州や中国地方で生産された工業製品の輸出には現在、関西空港や中部国際空港が利用されている。北九州空港を大型貨物機が利用できるようになれば、輸送時間の短縮による経済効果や、災害時に他の主要空港の機能代替なども期待できるため、国交省は延伸の判断を固めたという。

 北九州空港では現在、全日本空輸(ANA)と大韓航空が定期貨物便を運航。1月には、大型貨物輸送を取り扱うロシアの航空会社もチャーター便運航の方針を決めている。(森井徹)

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