学童保育、教員が応援へ 登校日設けるケースも 北九州・京築の学校

西日本新聞 北九州版 東 祐一郎

 新型コロナウイルス対策で、政府が小中学校などを臨時休校とするよう要請したことを受け、福岡県の北九州・京築地域の各教育委員会も28日、対応を検討、休校には従いながらも時期については対応が割れた。休校中の子どもたちの受け入れに学童保育所(学童)を使う自治体がほとんどだが、受け皿不足の問題も生じている。学習支援や入試対応、卒業式の在り方などでも混乱が続きそうだ。

学童が受け皿に

 北九州市(192小中校、8特別支援校など)は原則、自宅学習用に課題を出し、外出しないよう指導。一方で、保護者が面倒を見られないなど事情がある児童(小学1~3年)は2~6日の間、午前8時半から同11時半まで学校で預かる緊急の措置を取る。

 学童での受け入れについては9日までに、夏休みと同様の開所時間(午前8時半~午後7時まで)に延長。市教委は学校教員による応援を検討中だ。

 北橋健治市長は、北九州商工会議所の利島康司会頭と連名で、地場企業など市内約1万2千事業所に、子どもを持つ従業員が休みやすくなる環境づくりを求める依頼文を送付した。

 中間市(10小中校)は教員が2回程度家庭訪問し、履修できない学習内容の課題を手渡し、疑問点は家庭訪問時や電話で聞けるようにする。みやこ町(15小中校)も家庭訪問する。

 中間市は学童について、現利用者を優先し、希望者多数の場合は低学年を優先するが「希望者全員はおそらく困難だ」と頭を抱える。築上町(10小中校)は4カ所の学童で受け入れるが、定員オーバーや親が医療機関で働く場合など、低学年の児童中心に学校で受け入れる特別措置を行う。

期間にばらつき

 行橋市(17小中校)、芦屋町(4小中校)、水巻町(7小中校)、岡垣町(7小中校)、苅田町(8小中校)、みやこ町、吉富町(2小中校)は3月2、3の両日は通常通り授業を行い、4日から休校に入る。

 岡垣町は、休校中も必要に応じて登校日を設け、通知表を渡したり、健康状態をチェックしたりと柔軟に対応する。

 遠賀町(5小中学校)は3月4~15日と、ほかの自治体より短めの休校。2、3の両日は通常通り、授業消化のため16~23日は午前中に登校させ、給食も提供する。感染状況次第で見直しもあり得るという。

 豊前市(14小中校)は3月1日までに「授業指導日」を設定、登校させる。一方で、小学校は3月25~28日(27日は卒業式)、中学校は3月25~27日を終日、授業日とする。

 築上町は3月に高校受験を控える中学3年生については、入試前の指導を目的に登校日を設ける。

修了式、卒業式は

 北九州市は在校生の修了式を行う方針だが、大半の自治体は中止。小中の卒業式は時間を短縮し、来賓や在校生の参加者も絞り込むなど規模を縮小して実施するところが多かった。

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