福岡市、不足授業は新学年で補充 学童保育は長期休み期間中並に

 政府の要請を受け、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月2日から市立学校全225校の臨時休校を決めた福岡市。年度内に実施できない授業の取り扱いや休校期間中の児童生徒の受け皿について、ポイントをまとめた。

学校関係

 臨時休校するのは小中高校、特別支援学校。春休みと合わせて4月初旬までの1カ月以上の長期間、市内の児童生徒約12万人は登校の必要がなくなる。

 年間の授業時間が計画から大幅に不足するが、進級や卒業は特例として認め、4月からの新学年で埋め合わせる。市教育委員会は4月以降の時間割を組み直すなどして授業時間を捻出する方針で「土曜授業の拡充や夏休み短縮は検討していない」とする。

 卒業式は出席者を絞り、時間を短縮した上で予定通り開くが、修了式は行わない。成績は2月までに学習した内容を基に評価し、通知表は3月中に児童生徒に渡す。部活動は原則中止にするが、大会参加などの場合は個別に検討する。

 高校入試は県立高校と同様に3月10日に予定通り実施するが、感染の疑いなどで受験できなかった生徒には後日追選抜を行う。

学童保育など

 就業などで保護者が日中、子どもの世話ができない家庭を支援するため、小学校139校に併設されている学童保育「留守家庭子ども会」の開設時間を夏休みなど長期休み期間中並みに拡大する。通常は放課後からの受け入れだが、2日からは午前8時から午後7時まで子どもを預かる。

 利用可能な保護者の就労条件も緩和。「6カ月以上継続」の条件を外し、「月15日以上就労」のみとする。申し込み先は各留守家庭子ども会。2月29日から受付を始め、3月1日も午前9時~午後1時で対応し、利用当日の入会も認める。

 利用者の増加で支援員やスペースが足りなくなった場合は、小学校の教員が協力し、校舎の教室も利用する。感染拡大防止の観点から1部屋当たりの児童数は通常より少ない20~30人をめどとする。

 特別支援学校などの児童生徒を放課後に民間で預かる放課後等デイサービスは、市が事業者に朝からの開所を要請するほか、保護者の負担額増加分を補填(ほてん)する。(坂本公司、泉修平)

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