休校…自宅にいないとダメ? 識者「公園OK、手洗い徹底を」

西日本新聞 社会面 斉藤 幸奈

 「何をして過ごせばいいのか」「ゲームばかりやるのでは」-。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための臨時休校を受け、保護者の間では休み期間中の子どもの過ごし方について不安が広がる。文部科学省は基本的に自宅で過ごすことを求めるが、1カ月以上にわたり実行することは困難だ。感染症の専門家は「手洗いを徹底した上で、人が集まる場に行かなければ友人と遊んでいい」とする。

 「多くの人が集まる場所や密閉された空間を避け、公園などで仲間と遊ぶのは構わない」。大阪大の朝野(ともの)和典教授(感染制御学)はこう説明する。特に症状が出ていなければ、自宅で友人と一緒に過ごすことも問題ないという。その際は「手洗いの徹底と、手を洗うまではむずむずしても鼻や口を触らないように呼び掛けることが大事」と話す。

 休校期間中も放課後児童クラブ(学童保育)は子どもたちを受け入れることから、感染予防策が求められる。九州大病院グローバル感染症センターの下野信行センター長は「部屋の換気に加え、少人数ずつ屋外に遊びに連れ出すなど、室内で濃厚接触が起こらないようにすることが有効」とする。

 塾やスポーツへの参加を不安に思う親も多い。下野センター長によると、塾は話を聞いたり勉強したりする場で、昼休みや給食で接触の機会が多い学校より感染リスクは低いという。屋外で相手と距離を取って行う野球やサッカーは、指導者が体調を観察しながら行うのは問題ないそうだ。 (斉藤幸奈)

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