「早期復旧を」日田市長BRT支持を住民了承 JR日田彦山線

 JR日田彦山線の復旧方法について、大分県日田市は1日の住民説明会で、バス高速輸送システム(BRT)導入を支持することを決めた。沿線住民からは「残念だが早期復旧にはしかたがない」「安心した」などの意見が上がった。

 説明会には、原田啓介市長ら市幹部やJR九州の前田勇人副社長、大鶴・夜明両地区の沿線住民約80人が参加。JRは2月12日に沿線自治体に示したBRTによる復旧案を説明し、買い物客が多い農産物直売所「沙羅」前などへの停留所設置▽今山駅近くにロータリーを設置してバスを乗り入れる-など利便性を高めた新たな案を提示。復旧までに鉄道は約5年、BRTなら約2年かかるとも説明した。

 住民からは「鉄道への地元の愛着は強い。なんとか鉄道で復旧してもらえないか」という意見も出たが、「停留所も多いBRTでの復旧を」「早急に結論を出してもらいたい」との声が多かった。BRTで復旧した場合の停留所の位置やダイヤについて意見が出されると、JRは「地元の要望や利用状況を踏まえて柔軟に対応したい」と回答した。

 原田市長は説明会の終わりに「3月末までに開かれる復旧会議では、BRTが日田市の意見として進めていく」と表明。娘3人と参加した大肥町の樋口佑瑞さん(42)は「この2年8カ月どうなるのか不安しかなかった。利便性も高いBRTでの復旧になりそうで安心した」。鉄道での復旧を願ってきた大鶴振興協議会の石井勝誠会長(78)は「鉄道への思い入れが強い分残念。でも、ようやく復旧に向けて動き出せるようになってほっとしている」と話した。(笠原和香子)

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