休校の小学生、カフェが受け皿に 直方で預かりサービス

 新型コロナウイルスの感染防止対策で、福岡県直方市の小中学校が2日から休校になったのを受け、同市古町商店街でカフェ「Sketchers」を経営する大神佳奈子さん(37)が、せきや微熱などのない健康な小学生を対象に「お預かりサポート」を始めた。

 大神さん自身、5歳の男児を持つ母親。政府が自治体に緊急要請する形で決まった休校に戸惑い、日中の子どもの世話をどうするかに悩むシングルマザーら知人の声を聞き、春休みが終わるまでの「お預かり」を決断した。

 自治体によっては、休校に合わせて学童保育の利用条件を緩和したり、保護者が面倒を見られない低学年を午前中だけ受け入れたりするなどの「救済策」を設けたが、直方市では同様の対策は示されていない。

 大神さんは「市が何らかのサポートをしてくれるのではないかと期待したが、動きはない。仕事をし、子どもの世話もしなければならない親は戸惑うばかり。私ができることをやりたい」と問題提起をしながら、決意を込める。

 「お預かり」は短時間コースと1日コースを設け、昼食も用意。週2日、パンケーキやクッキーなど自分でおやつをつくる時間も設け、手ほどきをする。いずれも有料。店内には、マスクやアルコール消毒液などを置き、感染防止に配慮する。預かる子どもがいる場合には、カフェへの客を受け入れない。

 大神さんは「居心地のいい空間をつくるようにしたい。こういう子どもの居場所もあっていいのでは。困って、ここでいいという親御さんがいたら、どうぞ使ってくださいと呼び掛けたい」と話す。保育士の資格を持つ友人らが協力を申し出ているという。

 1日コース(午前9時~午後5時)500円ほか。前日まで予約を受け付ける。「Sketchers」=0949(52)7699。 (安部裕視)

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