マスク、症状なくても着けるべき?感染症の医師に聞く

西日本新聞 社会面 井上 真由美

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、マスクやアルコール消毒薬の品薄状態が続く。一方で、福岡市営地下鉄ではマスク着用を巡り乗客間のトラブルが起こるなど、マスクをしていないと肩身が狭い雰囲気も。そもそも「マスクは着けるべきか?」「消毒薬がなくても予防はできるの?」。

 「マスクはせきやくしゃみなどの症状がある人が飛沫(ひまつ)防止の一環で使うもの。症状がない人まで着ける必要はない」。感染症に詳しい福岡市の稲光毅医師(小児科)は強調する。世界保健機関(WHO)も「マスクをしていないからといって、感染の可能性が必ずしも上がるわけではない」として、手洗いの励行や顔をむやみに手で触らないといった注意点を守ることが「最も効果的」としている。

 ただ、稲光医師は「重症化しやすい高齢者や基礎疾患がある人と接する介護施設や医療機関などのスタッフは症状がなくても着けた方が良い。不安な気持ちは分かるが、本当に必要な場所で着けられるよう、適切に使ってほしい」と呼び掛ける。

 消毒薬に関しては「せっけんなどで正しく小まめに手を洗えば十分。流水だけでも一定時間丁寧に洗えば効果はある」としている。 (井上真由美)

PR

社会 アクセスランキング

PR

注目のテーマ