バスケ八村選手父の母国、ベナン描いた着物と帯の制作へ資金募る

西日本新聞 九州+ 野津原 広中

 夏の東京五輪・パラリンピックに向けて世界全213カ国・地域の着物と帯を制作する「キモノプロジェクト」で、アフリカ・ベナンの作品の制作費をクラウドファンディングで24日まで募っている。目標額は300万円。ベナンは米プロバスケットボールNBAで活躍する八村塁選手の父の母国。八村選手の故郷富山県と、高校バスケが盛んな福岡県の関係者が実行委員会をつくり、広く市民に協力を呼び掛けている。

 キモノプロジェクトは福岡県久留米市の呉服店「蝶屋」の高倉慶応(よしまさ)社長(51)が発案し、一般社団法人「イマジンワンワールド」を設立して企画を進めている。ベナン作品の実行委員会は、久留米市の飲食店長でバスケ経験者の若江武さん(43)らがメンバーだ。

 ベナンの着物は京友禅で作り、昨年7月に完成。特産の綿花やヤシ、トウモロコシなどをデザインした。西陣織の帯には、国の守り神のヒョウなどをあしらった。現在、制作した職人に渡す代金を募っている。

 クラウドファンディングのサイト「キャンプファイヤー」で「KIMONOで世界と繋(つな)がろう! ベナン共和国の着物をバスケを愛する皆で作ります」と題し、一口3千円~50万円で募集。ベナン作品制作過程の記念パンフレットも作る。

 キモノプロジェクトは2014年に始まった。東京五輪の開会式で各国・地域の着物を着た女性がプラカードを持って入場し、平和のメッセージを発信することを目指している。企業や個人の寄付で制作費を賄いこれまで185カ国・地域分ができた。4月中にも全て完成する見通し。

 ベナン実行委の若江さんは「全ての着物の完成も近い。バスケファンに限らず多くのみなさんの協力を得て、プロジェクトの理念を実現したい」と話す。(野津原広中)

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