「店内にカメラなし」犯人把握か 博多区自転車店の女性殺害

西日本新聞 社会面 木村 知寛 古川 大二 小川 勝也

 福岡市博多区住吉2丁目の自転車店内で従業員の女性(42)が他殺体で見つかった事件で、店内に防犯カメラが設置されていなかったことが7日、捜査関係者への取材で分かった。女性は普段店舗の表口付近で店番をしており、何者かが人目を避けて店舗奥で襲い、屋外に防犯カメラがある裏口を避けて表口から逃走したとみられる。福岡県警は、店の構造に詳しい者による犯行の可能性があるとみて捜査している。

 捜査関係者などによると、女性は4日、通常通り1人で店番中、夕方ごろ何者かに前から素手で強く首を絞められて死亡した。喉の骨が折れていた。午後8時50分ごろ、店舗奥であおむけの状態で発見され、遺体の手前には段ボールが立てた状態で置かれていた。

 店内に防犯カメラがないため、直接人の出入りが確認できるものはない。同日夕に大きな物音や争う声を聞いたとの証言もないという。店内に争ったような形跡はなかったが、店先に陳列する自転車のうち2、3台が倒れていた。県警は犯人が逃走する際に倒した疑いもあるとみている。

 店には女性の携帯電話などの所持品が残され、売上金も手付かずで物色された形跡もなかった。県警は物取りによる犯行の可能性は低いとみて、通話履歴などを解析して交友関係を中心に調べ、周辺の防犯カメラや通行車両のドライブレコーダーの映像も収集している。 (木村知寛、古川大二、小川勝也)

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