皮膚トラブル、清潔にして予防【きみとさいごまで】

西日本新聞

 目と耳に続き、今回は皮膚や毛のトラブルの話です。

 皮膚のトラブルは、ダニによってかかる病気のほか、アレルギーや栄養バランスの悪さ、細菌が原因で脂が増える「脂漏症(しろうしょう)」などがあります。若いと代謝がよく、ダニや細菌にも強いのですが、12~13歳からこうしたトラブルが増えてきます。毛が抜け、べたつき、脂っぽいにおいがすることもあります。

 こうなったら病院に行き、まず原因を特定しましょう。ダニやノミ、細菌、アレルギーなど、原因が分からないと治りません。薬用シャンプーで小まめに洗って治すことが多いですが、ダニやノミが原因だと駆除も並行して進める必要があります。

 意外と多いのが家庭でのシャンプーのし過ぎや、すすぎが足りずトラブルになるケース。犬は毛が密集していて、毛の奥まで泡をすすぐのが難しいのです。シャンプーの残った部分がかゆくなり、かきむしった傷からばい菌が入って病気になることがあります。皮膚のトラブル解消法は清潔に保つことなので、定期的なシャンプーと、すすぎが大切です。

 やけどにも気を付けましょう。夏は炎天下でアスファルトが熱くなり、散歩中に足の肉球がやけどをするのはよく知られています。ただ、老化で足腰が弱くなると、庭で飼われている犬が暑さで日陰や犬小屋に戻れず動けなくなり、やけどや熱中症になることも。特に毛が黒系だと、白や茶より数倍早く熱を吸収します。熱中症が疑われたら水風呂に入れて冷やし、早めに病院へ行きましょう。

 ラブラドルレトリバーの雄、エディちゃん(15)は昨年6月、やけどで体の半分の皮がはげてしまいました。庭で飼われていたのですが、飼い主が仕事から戻ると、日なたで倒れていたそうです。やけどがほぼ完治するまで半年もかかりました。

 皮膚トラブルの予防は、バランスの取れた食事や清潔さ、やけどへの注意が大切。高齢になる前から定期的なシャンプーや寄生虫の駆除を心掛けてください。「最近、毛がべたべたして脂臭いな」と思ったら病院へ。薬用シャンプーで小まめに洗うと、かなり改善します。

 (老犬ホーム「トップ」代表)

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