足腰衰えても適度な運動を【きみとさいごまで】

 今回は足腰の衰えの話です。「立てなくなってしまいました」とよく相談されますが、平均すると3カ月前までは普段通り歩いていたことが多いようです。高齢犬用の補助器具を買うか迷っている間に状態が悪化し、買ってもあまり使わないうちに寝たきりになることも。

 では、衰えのサインは、どうつかめばいいでしょうか?

 まず、毎日の散歩が普通にできるかどうかです。疲れて歩く速さが遅くなったり座り込んだりすると要注意。足がうまく前に出ないとか、足の裏でなく甲が地面につき、地面に擦ってしまうのも老化の兆候でしょう。

 膝を曲げずに歩くようになると腰が悪くなった証拠。足が棒立ちのまま歩く感じです。歩幅が狭くなったときも足腰が衰えたと言えます。

 注意したいのは、原因が衰えだけではない恐れがあること。食事の量が減ったことや、腫瘍などの病気が原因ではないか疑う必要があります。

 長く自分で歩くには、まずご飯をしっかり食べることが大事です。高齢になって食事の量が減ると、栄養失調が歩きづらさを招くこともあるからです。

 もう一つは運動。あまり手を貸さず、自分の力で歩かせましょう。車いすや補助器具を使う飼い主もいますが、あまり早く使うと自分で歩こうとしなくなり、筋力が落ちます。散歩では歩く速さが落ちる距離を見極めて距離を短くしたり、途中で休憩を入れたりして、無理のない範囲で運動させることです。

 他の犬と仲良くなり、「一緒に遊びたい」と思うと頑張って歩こうとします。ラブラドルレトリバーの雄、ロンリちゃん(15)は預かり始めた約4年前、足腰が弱っていました。うちは季節のいい時期、朝から夕方までドッグランで遊んでもらいます。特別なリハビリはしていませんが、ドッグランで好きな雌犬ができて、毎日遊ぶうちに歩けるようになりました。歩くきっかけがあると老化や寝たきりになるのを遅らせることができ、介護の手間も減ります。少しでも健康で歩ける状態を長持ちさせたいですね。

  (老犬ホーム「トップ」代表)

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