散歩避けるペットホテル、なぜ【きみとさいごまで】

 最近、全国チェーンのペットショップが、預かりサービスのペットホテルで、「屋外で散歩をさせる」と宣伝していたのに、していなかったとして行政から再発防止命令を受けました。今回は番外編で、なぜ散歩させなかったのか考えます。

 ペットショップは市街地にあるか、ショッピングセンターの併設型が多く、専用のドッグランや屋内の運動施設を完備しているのは少数です。外の散歩は、夏場なら熱中症や足の裏のやけどが心配され、冬は寒さのため小型犬や中型犬が散歩を嫌がります。

 訓練ができていない犬は、リードを引っ張って勝手に歩く▽人にかみつく▽飛び出しによる交通事故-などのリスクがあります。預けられた犬はお互い見ず知らずで、一緒に散歩させると横に広がって車道に飛び出す恐れもあり、スタッフの負担は重いのです。

 主にケージなどのおりで預かりますが、いったん外に出ると中に入るのを嫌がって暴れ、スタッフがかまれる事故もあります。そんな理由で散歩を避けたのではないでしょうか。

 ペットホテルを利用する際は料金や、室内外に運動できる設備があるかを確認しましょう。うちでは5~6匹を一緒に歩かせます。長く預かってしつけができているし、犬同士も顔見知りなので引っ張るリスクがないからです。ただ、これは敷地内のドッグランまでの移動で、一般道では、やはり難しいです。

 散歩もしつけが大切です。しつけができていないと預かりを拒むペットホテルもあります。散歩のときは、犬がリードをどんどん引っ張ったら立ち止まること。おりに入る訓練は、中にご飯やおやつを置き、扉は閉めずに安全な空間だと教えてあげましょう。最初は首だけ突っ込んで食べていても、徐々に体全体を中に入れるようになります。そうしたら扉を短時間だけ閉めます。その後、扉を閉めた状態で中にいる時間を徐々に長くしていくのです。

 しつけは高齢でもできます。嫌がっても、それはかわいい犬のため。少しの我慢が後に役立つことを知りましょう。

 (老犬ホーム「トップ」代表)

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