日田彦山線復旧巡り協議会 福岡県議ら設立へ 超党派で振興策探る

西日本新聞 社会面 前田 倫之 横山 太郎

 2017年の九州豪雨で被災し、一部不通となっているJR日田彦山線について、超党派の福岡県議らでつくる「九州の自立を考える会」(会長・蔵内勇夫県議)が、復旧方法と地域振興策を考える協議会を近く設立することが分かった。県やJR九州などに参加を呼び掛ける方針。

 復旧方法を巡って、鉄道を主張する同県東峰村とバス高速輸送システム(BRT)への転換を軸に検討を進める他の自治体との温度差が明らかになっており、調整に乗り出す。小川洋知事は月内に復旧の方向性を示す考えだが、判断時期の見直しを迫られる可能性がある。

 同線は添田(同県添田町)-夜明(大分県日田市)が不通となっている。鉄道復旧を優先してきた沿線自治体だったが、JRを含むトップによる2月の復旧会議では、JRが示したBRTの詳細案に対し、添田町と日田市から反対意見は出なかった。不通区間が全域にまたがる東峰村は、鉄道復旧を求める姿勢を崩していない。

 自立の会の県議24人は8日、村の不通区間を視察。意見交換では住民らから「知事は被災地に寄り添うと言いながら、一度も会ってくれない」「なぜ知事は地元首長と一緒になって復旧を考えてくれないのか」などの意見が上がった。住民の声を反映した復旧策を考えようと、協議会の設立を決めた。

 蔵内氏は視察後、記者団に「BRTありき、3月末の結論ありきではない」と述べ、週明けにもJRと意見交換する考えを示した。 (前田倫之、横山太郎)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ