日向灘のうま味を凝縮 宮崎・延岡のパスタソース

西日本新聞 夕刊

 アジやサバ、イワシの水揚げでは全国屈指の港町、宮崎県延岡市北浦町。「故郷を一度離れてみて、幼い頃から当たり前に食べていた、日向灘の魚のすばらしさに気づいたんです」と語るのは、磯田勇樹さん(44)。大阪で和食の修業を積んだ後、家業の水産加工販売会社を継いだ。

 干物やつくだ煮など従来の加工品を手掛ける中、地元の魚をもっと手軽に、多くの人に楽しんでもらえないかと考えた。そこでまずアンチョビーを試作。水揚げされたばかりのカタクチイワシを三枚におろして天然塩で半年以上熟成し、オリーブオイルに漬け込むと、なんともうまい! 素材の良さに自信を持った。

 その後、少しずつ商品の種類を増やし、直売店「あじ屋」で販売中だ。一押しは、自家製アンチョビーをベースに玉ネギやニンニクを加えた「アンチョビソース」=写真後列右。少量でもうま味とコクがあり、冷蔵庫にある野菜やキノコとあえるだけで本格パスタが完成だ。

 「漁師町のトマトソース」や「からすみソース」には自家製アンチョビーやからすみを使い、「さばのドライカレー」「さばみそ」にはサバの身がたっぷり。炒め物やディップなど、どれもいろいろなアレンジが楽しめ、料理の幅をぐんと広げてくれる。

 手軽に使えるのに本格的な味なのは、鮮度抜群の素材だからこそ。台所に一つあれば心強い味方になりそうだ。(フリー記者・寺嶋悠)

 ▼万能ソースとご飯のおともセット アンチョビソース、トマトソース、からすみソース、さばのドライカレー、さばみその5品入りで5001円(税、送料込み)。あじ屋=0982(45)3050(木曜休み)。

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