ピン芸人が温める北九州凱旋 笑いと音楽…先輩2組と共演で飛躍狙う

西日本新聞 木村 貴之

 北九州市出身で、東京でお笑い芸人として活動する「アニマルタイキ」こと水江太紀さん(30)が、ユニークな凱旋(がいせん)ライブを計画している。同じ会場で1日2公演開き、昼はお笑いの世界で先輩格の漫才コンビ、夜は高校時代の先輩だったミュージシャンと共演する「先輩」つながりのステージ。4月に開く予定だったが、新型コロナウイルスの影響であいにく延期となった。開催のめどが立つのを待ちながら、笑いの腕を磨いている。

 水江さんは県立小倉高から九州工業大を卒業後、2014年に上京し、ピン芸人「タイキ現象」として活動を始めた。その後、芸人仲間たちとの漫才コンビを3度経験した末、今年1月から再びピンで活動することに。芸能事務所に所属しているが、まだ無名だ。

 計画では、昼の共演は同じ事務所に所属する「おせつときょうた」。35歳と33歳の男性2人で16年に結成した漫才コンビだ。東京・浅草の寄席で経験を積み、日本漫才協会主催の「漫才新人大賞」を昨年受賞した成長株。季節の歳時記や食文化、流行語などを題材にした軽妙なやりとりが幅広い世代に人気で、水江さんは「2人とも大阪出身なのに、コテコテの関西弁が飛び交う上方漫才とはひと味違う浅草仕込みの東京漫才。“職人肌”を感じさせ、手本になる」と太鼓判を押す。

 コンビは新人大賞獲得を記念して公演ツアーを企画し、水江さんら後輩たちがそれぞれ凱旋公演を兼ね、各地での開催を手伝うことに。会場や運営要員を確保し、会員制交流サイト(SNS)を駆使して参加者も募る。「地元で名を売り、興行の現場も経験できる貴重な機会になる」と水江さん。ツアーは北九州を皮切りに仙台、大阪…と巡り、いずれ「全国制覇」を目指すという。

 

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