バイデン氏大きく前進 ミシガンなど4州制す 民主指名争い

 【ワシントン田中伸幸】米大統領選の野党民主党候補指名争いは10日、6州で予備選や党員集会が行われ、中道派のバイデン前副大統領(77)が中西部ミシガンなど4州で勝利した。最左派のサンダース上院議員(78)は中西部ノースダコタ州を制したが、先行していた西部ワシントン州でも接戦に持ち込まれるなど苦戦。両氏の事実上の一騎打ちとなっていた指名争いはバイデン氏がリードを大きく広げ、独走態勢に入った。

 バイデン氏は10日深夜、地元の東部ペンシルベニア州で勝利宣言。サンダース氏に敬意を示し「一緒にトランプ(大統領)を倒そう。党は団結しなければならない」などと協調を訴えた。

 両氏は同日夜、17日に予備選がある中西部オハイオ州でそれぞれ支持者集会を開く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催を取りやめた。

 14州の予備選が集中した3日のスーパーチューズデーで大勝したバイデン氏は序盤戦の出遅れを取り戻して首位に立ち、10日もその勢いを維持。本選でトランプ氏の再選阻止へ向け重要な鍵を握るラストベルト(さびた工業地帯)の一角ミシガン州で快勝したほか、支持の厚い黒人層が多い南部ミシシッピ州や中西部ミズーリ州で圧勝。西部アイダホ州でも勝利した。

 序盤戦でリードしながらバイデン氏に逆転を許したサンダース氏は復活を期して臨んだが、前回2016年大統領選の党予備選で勝利したミシガンとアイダホ両州で敗れるなど、3日に続く大敗となった。ワシントン州はサンダース氏がやや優勢だが、集計が続いている。

 党候補指名争いは全米各州・地域に割り当てられた計3979人の代議員を予備選や党員集会の結果に応じて奪い合う仕組み。過半数を得た候補が7月に開かれる党大会で指名される。

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