【動画あり】「泣きそう」黒板アートに感動 卒業式にサプライズ

西日本新聞 ふくおか版 丹村 智子

校長がポケットマネーで招く

 福岡県広川町の広川中で卒業式があった13日、各教室にサプライズで「黒板アート」が用意され、門出の日を彩った。新型コロナウイルスの感染防止のため規模を縮小して行われる中で、周囲の善意が形になった。

福岡県広川町の広川中学校の教室。卒業式の前に千葉県の黒板アーティストすずきらなさんが教室の黒板に絵をかいた。提供LUFU

 「やばい、泣きそう」「感動する」。2週間ぶりに登校した生徒たちの間に笑顔が広がった。3年生5クラスと特別支援学級の黒板に、校舎や町特産のあまおうのショートケーキなど6種類の絵が描かれていた。

 手がけたのは千葉県の黒板アート作家すずきらなさん(25)。日頃は人気アニメのプロモーションや広告に携わっているすずきさんだが、全国一斉の休校措置を受けて卒業式向けのボランティアを始めた。交通費のみ負担してもらって依頼を受け、九州では唯一、広川中を2日間訪問して仕上げた。同校では例年、在校生が卒業生の教室を花などで飾るが今年は休校でできなかった。古川志乃校長が会員制交流サイト(SNS)で黒板アートを見つけて応募。ポケットマネーから交通費を出し招待した。

 重なり合う手と手の絵が描かれていた3年3組の女子生徒(15)は「仲がいい私たちにぴったり。思い出になります」と笑顔。別の女子(15)は「友達に会えないなど悪いこともあったけれど、良いこともあった」と目を潤ませていた。(丹村智子)

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