好調「ラー麦」新商品で後押し マルタイが販売開始

西日本新聞 ふくおか版 大坪 拓也

 福岡県が開発したラーメン用小麦「ラー麦」の販売開始から昨年11月で10周年を迎えたのに合わせ、即席麺メーカー「マルタイ」(福岡市)は、新商品「ラー麦担々まぜそば」と「ラー麦冷やし中華」の販売を始めた。のどごしが滑らかでコシのある食感が特徴という。県もPRを後押しし、堅調な生産量をさらに伸ばしたい考えだ。

 ラー麦は県農業総合試験場(現・農林業総合試験場)が2007年度に開発し、09年11月から販売を開始した。基準として、タンパク質の含有率を従来の国産より高い12%以上に設定。麺にすればコシが強く、風味や歯切れの良さが出る。ラーメンだけでなく、ちゃんぽんなどを含め幅広く使われている。

 飲食店や食品メーカーからの需要は高まっており、19年産の作付面積は約1800ヘクタール。作付けを始めた09年産の149ヘクタールから約12倍に拡大した。県は10周年を記念したロゴマークを作り、PR強化を図る。

 九州で根強い人気の「棒ラーメン」を主力商品に持つマルタイは、18、19年にもラー麦を使った皿うどんを手掛けている。今回の商品は第2弾で、昨年1月から開発に着手し、1月に完成。ラー麦を100%使用した麺は、やや太めでもちもちとした食感を味わえるという。

 1袋(2人前)の希望小売価格はいずれも232円(税抜き)で、2月25日からインターネットで販売を始めた。4月ごろから全国の小売店に商品が並ぶ。

 県水田農業振興課は「ラー麦はラーメン店での取り扱いが多いが、加工食品への利用が増えれば認知度も向上する」と期待する。 (大坪拓也)

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