全国コンクールで快挙、プロの世界へ 市長「日本代表する料理人に」

西日本新聞 筑後版 大矢 和世

 福岡県小郡市大保の平岡調理・製菓専門学校(学校法人平岡学園)を本年度で巣立った生徒3人が、2月に行われた製菓と和食の全国大会で、それぞれ部門最優秀の成績を収めた。快挙を胸に春からは新たな道を進む。

 11日に製菓衛生師専修科を卒業した一ノ瀬菜央さん(20)=佐賀県唐津市出身=は、約80校が参加する「第12回製菓衛生師養成施設技術コンクール全国大会」で部門1位の「自由課題優秀賞」を受賞した。

 自由課題は創作チョコケーキで、ノーベル賞晩餐(ばんさん)会で提供された北欧紅茶を用いて「Nobel Banquet」を作った。「華やかな香りをムースに生かした。どんな室温でも作れるよう練習した」と振り返る。受賞作は近日中に学園のカフェでも販売開始予定。春には神戸市の老舗菓子店に就職し「コンクールへの挑戦も続けたい」と前を向いた。

 同じく調理師専修科を卒業した外間勝吏さん(20)=沖縄県糸満市出身=と宇根底舞さん(20)=同石垣市出身=は、「第35回調理技術コンクール全国大会」(通称グルメピック)で、日本料理部門最優秀の文部科学大臣賞と次点の農林水産大臣賞に輝いた。地区予選を勝ち抜いた148人が競う決勝で、外間さんは梅花にウグイスをかたどった椀(わん)物などの「立春」、宇根底さんは沖縄の黒糖を使ったゼリー寄せなどの「春の訪れ」が高く評価された。

 石川県の老舗旅館に就職する外間さんは「家族も喜んでくれた」と笑顔を見せ、東京の高級すし店に就職する宇根底さんは「男性職人にも負けずに頑張る」と意気込んだ。

 11日に報告を受けた加地良光市長は「小郡での修行から道を開き、日本を代表する料理人に」とエールを送った。 (大矢和世)

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