新型コロナ感染防ぐには? 「マスク着けているから」…過信は禁物

西日本新聞 長崎・佐世保版 華山 哲幸

 新型コロナウイルスの感染を防ぐにはどうすればいいのか。注意点を長崎大病院の泉川公一・感染制御教育センター長に聞いた。 (聞き手は華山哲幸)

 Q マスクの供給が追い付かず、不安を感じる人もいる。

 A そもそも「マスクを着けているから安心」との考えは間違いだ。マスクの表面はウイルスに汚染されていると考えるべきで、表面を触らない、外すときはひもを持つ、外した後は手洗いをする-などの正しい使い方をしないといけない。

 Q 他人との接触をゼロにはできない。

 A 一定の距離を置くべきだ。マスクをしていない人がせきやくしゃみをする際、腕やハンカチで口を覆う「せきエチケット」が徹底されていることが理想だが、そうじゃない場合は自分から距離を確保してほしい。

 Q 臨時休校が続いている。子どもたちが外遊びをすることのリスクは。

 A 感染の経路は飛沫(ひまつ)と接触の二つ。子どもたちが外で遊ぶときに人との距離に注意すればリスクは減る。なるべく少人数で遊び、時間も半分にするなど工夫をしてほしい。

 Q 無症状の若者が感染の媒介になっているとの指摘がある。

 A 誰がウイルスを持っているかは、誰にも分からない。「自分が感染しているかもしれない」との意識は重要。外出する際には短時間で用事を済ませ、目的地までの道もなるべく人混みを避けるべきだ。

 Q 高齢者は重症化のリスクが高いようだ。

 A 中国の感染者約4万5千人のデータでは、若い人の死亡率は低く、高齢者は非常に高い。老人ホームや介護施設は病院と違って必ずしも感染対策のプロがいるわけではなく、集団感染が懸念される。職員や通所する利用者がウイルスを持ち込まないように徹底することが大切だ。

 Q いつになれば安心できるのか見通せない。

 A これをすれば絶対に大丈夫という方法はない。少しでもリスクを減らす工夫を自分なりに常に考え続けてほしい。

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