「閉山後の失われた50年描きたい」 井筒監督が筑豊舞台に映画製作

西日本新聞 筑豊版 大塚 壮

 映画「岸和田少年愚連隊」や「パッチギ!」などのヒット作品を生み出した井筒和幸監督が、福岡県直方市出身の歌手山口吉隆(軍鶏SHA・MO・)さんが作詞作曲した「彦山川~あったかい瞳のかあちゃん」を原案に彦山川と筑豊をテーマにした映画の製作を計画している。16日、田川市の二場公人市長を訪ね、協力を要請した。

 井筒監督、山口さんによると、映画は昭和の終わりから平成の筑豊が舞台。昨年11月、CDで曲を聞いた井筒監督が山口さんを東京・中野の居酒屋に呼び出し、初対面の2人がその場で意気投合し、映画を作ろうと決まったという。

 「彦山川」は山口さんの体験に基づく曲で、母親にささげて作った。「アウトローと家族のつながり」をテーマにした作品を手がけてきた井筒監督は「これまで追い求めてきたものが筑豊で作れる」と思ったという。

 今年秋にも撮影に入り、順調に進めば来年夏に公開予定。井筒監督は「まちおこし映画を作るつもりはない。日本経済を支えた筑豊の閉山後の失われた50年を描きたい」と語った。

 この日、両氏は直方市役所も訪れ、大塚進弘市長に協力を要請した。 (大塚壮)

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