登校日、校舎に笑顔戻る 北九州市と芦屋町 卒業式の練習も

西日本新聞 ふくおか版 岩佐 遼介 金田 達依

 北九州市と福岡県芦屋町の小中学校と特別支援学校で16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて臨時休校に入って以降、初めての登校日があった。子どもたちは約2週間ぶりに友達や教員と再会し、笑い声が学びやに響き渡った。教職員は感染防止に神経をとがらせながら、心身両面の健康状態を確認し、休みの間の課題も手渡した。

 北九州市教育委員会によると、この日は小学校127校(全130校)、中学校30校(同62校)、特別支援学校4校(同8校)で登校日を設定した。児童、生徒が密集しないように学年や学級ごとに登校日を分け、23日までに実施する。

 同市八幡西区の上津役小(児童611人)では1~5年の各1組と6年生の計241人が登校。教職員は1クラスの児童を2教室に分けて入室させ、「心のアンケート」やヒアリングで健康状態を確認した。教室の窓はほぼ常時開け放ち、教職員は児童が運動場で遊んでいる間にドアの取っ手などをアルコールで除菌した。

 卒業式を17日に控える6年生は体育館で式のリハーサルに臨んだ。在校生は「6年生を送る会」でダンスを踊る予定だったが、中止となった。2年生約30人は6年生が運動場で体を動かしている間にベランダでダンスと歌を披露し、別れを惜しんだ。

 芦屋町では全4小中学校が登校日だった。教職員が生徒の健康状態を確認し、休校前に出した課題を回収、24日の修了式までの課題を手渡すのが主な目的。登校は約2時間に限定し、昇降口には消毒液を設置、子どもたち全員にマスクの着用を呼び掛けた。

 同町山鹿の山鹿小(325人)ではクラスごとに授業があり、6年生は17日の卒業式の練習をした。6年の久保山心海さん(12)は「久しぶりに友達と顔を合わせて話せたのは楽しかったけど、式の練習が十分にできなくて残念だ」と話した。 (岩佐遼介、金田達依)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ