ダム湖に自生「陸封アユ」を放流 日田漁協など、三隈川に2300匹

西日本新聞 大分・日田玖珠版 杉野 斗志彦

 アユの漁獲量増を目指し、日田漁業協同組合などは、大分県日田市大山町の松原ダム湖に自生する「陸封アユ」2300匹を同市の三隈川に放流した。昨年に続き2回目の放流で、今後生育状況などを追跡調査する。

 アユは通常、ふ化した後に海で育ち、稚魚になる春先に川を上るが「陸封」は湖を海代わりに世代交代を重ねる。県内でふ化させ同漁協施設で中間育成して放流する「人工種苗アユ」に比べ、縄張り意識が強いことが特徴で引きの強さが友釣りファンに人気という。

 市や組合などでつくる市内水面利活用推進協議会は、稚魚の安定確保と漁獲量増を目指して2015年度から調査を開始。ダム湖で一定量の稚魚が確保できた昨年、初めて「陸封」を同市の大山川支流の赤石川6カ所に放流し、協議会事務局の市農業振興課によると、釣り客の評価は「まずまず」だったという。

 7日放流した稚魚は体長15~20センチで、ダム湖で昨年12月~今年1月に採取した稚魚を漁協施設で中間育成した。同課の担当者は「元気に育ってくれるはず。効果を見ながら新年度も実施したい」としている。

 同市では陸封のほか、人工種苗と鹿児島県産の海産(天然)稚魚計100万匹の放流も行う予定。(杉野斗志彦)

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