黒板アート、保護者が心込めて 縮小の卒業式彩る 飯塚市の小学校

西日本新聞 筑豊版 丸田 みずほ

 福岡県筑豊地区の多くの小学校で17日、卒業式があった。新型コロナウイルスの感染防止のため例年より規模を縮小する中、飯塚市の若菜小(出嶋浩二校長)では卒業生を華やかに送り出そうと、保護者でつくる読み聞かせ会が黒板アートを描き、門出を祝った。

 6年生2クラスの教室の黒板に現れたのは、色鮮やかな羽を大きく広げたチョウ。さなぎからチョウになり、大空にはばたく物語で世界的に人気な絵本「はらぺこあおむし」を題材に描かれた。

 今年は在校生や来賓の参加が見送られたことを受け「さみしくないよう、花を添えたい」と、同校の読み聞かせボランティア「おはなしわかな」の西園緑さん(44)が発案。卒業生の保護者を除くメンバー約15人と「たくさんのことを吸収し、未来に飛んでいってほしい」との思いを込め、前日の午前8時半から午後5時まで交代で描いた。

 教室で卒業証書を受け取った後、児童は絵を背景に記念撮影を楽しんだ。今にも飛んでいきそうなチョウに、伊龍巧馬君(11)は「背中にあの羽をつけたくなった」と笑顔。自身もボランティアの一員で、子どもが卒業した瓜生綾乃さん(48)は「サプライズで驚いた。思いが伝わり、とてもありがたい」と喜んだ。

 筑豊地区では18、19日も小学校の卒業式がある。 (丸田みずほ)

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