福岡の医療機関、マスク「ない」 県内の3割超、月末までに底突く

西日本新聞 社会面 斉藤 幸奈

 福岡県医師会は18日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、県内の1割以上の医療機関で医療用「サージカルマスク」の在庫がなくなったとの調査結果(3月上旬時点)を発表した。2割超の医療機関で今月末までに在庫が底を突く見通しという。国によるマスク配布が始まり一部で改善したものの、全ての医療機関に行き渡るには時間がかかりそうで、関係者は頭を悩ませている。

 県医師会によると、マスクの状況を約5千の病院や診療所に調査し、500以上の医療機関が「ない」と回答。3月中になくなる見通しと答えたのは千機関を超えた。マスクがない医療機関は、近隣の在庫が豊富な大規模病院から分けてもらったり、職員が購入していた分を使ったりしているとみられる。

 福岡市南区の医療機関で働く女性(30)は「来月にはマスクがなくなりそうで確保のめどはついていない」と話す。衛生面から日に数回取り換えていたが、今は一日中同じものを使う。患者用に受付に用意していたマスクも置けなくなったという。

 県医師会の稲光毅理事は「帰国者・接触者外来だけでなく、町のかかりつけ医の元にも感染者が来る可能性はある。速やかに行き渡ってほしい」と話す。

 調査は集計途中で、数値は変わる可能性がある。調査には普段サージカルマスクを使っていない医療機関も含まれる。

(斉藤幸奈)

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