1964年東京五輪の2年後につくられ…

西日本新聞 社会面 坂田 恵紀

 1964年東京五輪の2年後につくられ、50年以上も破られていない記録がある。陸上自衛隊幹部候補生学校(福岡県久留米市)の生徒が近くの高良山を駆け上がる「登山走」。18分9秒の記録は、同五輪マラソン銅メダリストの故円谷幸吉さんが刻んだ。

 約5・6キロの山道には21カ所ものカーブがある。箱根駅伝出場者を含む国内トップ級の各種競技者ら延べ5万人以上が破れなかった。十数年前に記事にした際、ライバルだった東京五輪8位、68年のメキシコ五輪銀メダリストの君原健二さん(78)=北九州市在住=を取材した。すると、「スピードとスタミナを兼ね備えた円谷君らしい立派な記録だ」と即答。この記録を知り、コースを訪れていた。

 君原さんは、東京五輪の聖火ランナーとして円谷さんの故郷、福島県須賀川市を走る予定だ。故人をしのぶメモリアルマラソンに毎年参加しているのが縁。スポーツが生む絆は深い。 (坂田恵紀)

PR

デスク日記 アクセスランキング

PR

注目のテーマ