外出控え?宅配が盛況 エフコープの週間利用者、最多に

西日本新聞 北九州版 後藤 潔貴

 エフコープ生活協同組合(福岡県篠栗町)は、宅配の週間利用者数が2週連続で最高記録を更新し、3月2週(9~13日配達分)が初めて20万人を突破したと発表した。同生協は、新型コロナウイルス感染防止の動きが広がる中で「外出を控えて宅配を利用したいと考える人が増えているのでは」と分析している。

 同生協の組合員数は50万3238人(昨年3月末現在)。1983年の発足当時の約7万人から順調に組合員数を増やしてきた。宅配利用者も同様に漸増傾向にはあったが、2018年度は18万人台後半、19年度は19万人前後をほぼ横ばいで推移していた。

 そんな中、今年の3月1週(2~6日配達分)は19万9283人と前週比で5141人増となって最高記録を更新。3月2週は20万7458人で、さらに8175人増となった。前年同期比では2万1324人増と10%を超える大きな伸びで、供給量(売上高)も未確定ながら約10億円と30%以上も増えた。

 同生協は増加の要因として、組合員数の増加、配達手数料の割引拡大、インターネット注文などの利便性向上、商品充実に加えて、新型コロナウイルスの影響もあったと見ている。

 組合員からは「外出を避けるために利用したい」との声が多く寄せられていて、マスクや除菌製品などの衛生用品、トイレットペーパーなどの紙製品、冷凍やインスタント食品といった子どもでも簡単に食べられる製品が人気という。

 同生協は「この傾向はしばらく続くのでは」とみており、「買い物先を宅配に集中する動きも見られる中、エフコープが機能不全に陥らないよう、感染防止に取り組みたい」としている。 (後藤潔貴)

【エフコープ生活協同組合】 食品や日用品の宅配を中心に、店舗販売、介護サービスなどを手掛ける。1983年に県内5生協が合併して発足。本部は篠栗町にあり、宅配支所が16カ所、店舗が15店。組合員数は50万3238人(昨年3月末現在)。2018年度の供給高(売上高)は546億円で、いずれも九州の生協で最大。

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