ウイルスに負けるな!海釣り、キャンプ、山登り…屋外遊び場が盛況

西日本新聞 社会面 郷 達也 横田 理美 小林 稔子

子どものストレス発散、大人も

 新型コロナウイルス感染症の拡大で九州でもレジャー施設や観光地の臨時休業が続く中、キャンプ場や釣り場が人気を呼んでいる。街中の人混みを避けることができ、屋内よりも感染リスクが低いとされるためだ。一斉休校で家にこもりがちな子どもたちのストレス発散を望む家庭などからの予約が急増。20日からの3連休は前半が晴天の見込みで、ここ数週間の休日と比べ人出が多くなることも予想される。

 「太陽の光に当たりなさいと、おばあちゃんに言われた。家でじっとしているよりいい」。19日、福岡市西区の市海づり公園で父親(40)と釣りをしていた同市東区の小学3年裏辻広大君(9)は笑顔で話した。

 園によると、休校となった3月の平日は子ども連れが多く、18日までの平日利用は910人で前年の1・8倍に増えた。糸が絡まらないよう隣と一定の距離をとる必要があり、人との接触も避けられる。「空気もいいし、ストレス解消につながる」と園担当者。

 キャンプ場も小学生連れで活況だ。熊本県菊池市のレジャー施設、四季の里旭志は通常、平日利用は1日数件だが、週半ばの17日はテントサイトを中心に約20件利用があった。3連休も約50のテントサイトは順調に予約が入っている。

 福岡都市圏のあるキャンプ場も、3連休のテントサイトは8割が埋まった。例年、利用者の多くは学生だが、今年は親子連れが中心。約20種類の遊具がある敷地内の公園も平日利用がいつもの倍だ。担当者からは「ありがたいが、増え過ぎて密集しないか心配」との声も上がる。福岡県内のキャンピングカーレンタル店には、2月末から家族向けなど所有する計12台への予約が殺到。4月初旬までほぼ予約でいっぱいだ。

 人気が高まっても対策は抜かりない。福岡市東区の海の中道海浜公園は、日帰り用キャンプ場の利用を半分の20サイトに絞った。各グループ間で8メートルの距離を保ち、接触を避けるためだ。

 文部科学省は、日常的な運動や遊びを安全な環境の下で行うよう呼び掛けている。ただ、市内の公園で小学生のきょうだい2人を遊ばせていた母親(39)は「地域の公園では(重症化しやすい)お年寄りの視線が気になる」と声を潜める。

 同じ自然を満喫できる行楽として山登りも人気といい、登山とアウトドア用品店「シェルパ」(熊本市)の阿南大吉社長(44)は「山登りなど適度な運動をして体力や健康を維持するのもコロナ対策につながるのでは」と語った。(郷達也、横田理美、小林稔子)

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