包む金額は妥当?慶弔金の目安は 祝儀袋も選び方が

西日本新聞 くらし面

 猫の小町と申します。皆さんがお困りのことをたちまち解決していきます。第3金曜は、さまざまな場面のマナーについて「インフィニ フィニッシング アカデミー」(福岡市)の副校長本多美智子さんにお助けいただきます。

 今月もお付き合いのマナーについてお伝えします。今回は慶弔金の話です。包んでいる金額は妥当だろうか、と心配になることがあると思います。自分に合った金額を選ぶための目安を、いくつかご紹介します。参考にしてください。

 ★入学のお祝い

 七五三、入園、入学など、子どもの成長の節目は、基本的に祖父母やおじ、おばなどの範囲で祝うものです。お祝い金の目安は祖父母からは多くなる傾向がありますが、基本的には子どもの年齢に応じて3千~5千円程度が一般的でしょう。知人友人に送る必要はありませんが、お祝いし合う関係の場合も、無理のない範囲で良いと思います。

 ちなみに、長寿祝いや金婚式に明確な目安はありません。お金に限らず、子や孫で協力して、心のこもったお祝いを贈るのがいいですね。会食を開き、その席でプレゼントを渡しても、良い思い出になります。

 ★結婚祝い

 知人、友人へのご祝儀を2万円か3万円かで悩む人は多いですね。古来より日本では、奇数が縁起の良い吉数、偶数は凶数という考えがあります。3万円が目安といえるでしょう。しかし「20~30代で3万円を包むのは大変」という声をよく聞きます。金額が少ないと気になるのであれば、お祝いの品を添えるといいでしょう。

 地域差が大きいご祝儀ですが「郷に入っては郷に従え」も大切です。披露宴に出ない場合、関係性にもよりますが1万円を包むか、お祝いの品を贈ります。夫婦で披露宴に出席する場合は2人分を包みます。

 ★不祝儀の目安

 霊前に供える香典の金額は、故人と自分との関係を考えて決めるといいでしょう。親族以外の不祝儀はほとんどが5千円。付き合いが深かった場合、親しい友人や同僚、その親などの不幸には、多めに包みます。

 近所の人などの場合は3千円という選択肢もあります。地域や町内会で共通の目安がある場合、それに合わせるようにしたいです。

 ★お返し

 子どもの成長に対し、身内からのお祝いにはお返しは必要ありません。言葉が話せる年齢であれば直接子どもからお礼を伝えます。相手の子どもが同じ節目の際に、同額を包みましょう。結婚や出産のお返しは、受け取った金額の半分、長寿祝いでは3分の1程度が目安とされています。

 病気のお見舞いをもらったら、回復した時に快気祝いを贈ります。療養が長引くようでしたら、お見舞いのお礼として3分の1程度のお礼をしましょう。

 最後に、いろんな場面でのご祝儀袋の選び方を、写真とともに説明します。

(1)病気の人を見舞うとき

 病気は繰り返したくないことですので結び切りの水引を使いましょう。ちょう結びの物は、何度も結び直せることから「何度あっても良い」とされるお祝いでしか使いません。白封筒でも大丈夫です。白封筒は、自然災害で被災した人に渡す場合もあります。

(2)結婚祝いに3万円包むとき

 先輩や上司などに渡すなら、カジュアルな祝儀袋は避けた方がいいでしょう。のしが付いた、清浄を表す白色の物を選びます。中に入れる金額とのバランスも需要。金箔(きんぱく)など見た目が豪華な祝儀袋は、10万円以上を包むのに適しています。

(3)還暦祝いを渡すとき

 長寿のお祝いは、この先何度も祝いたいことなので紅白か金銀のちょう結びの水引で、のしが付いた祝儀袋を選びます。

PR

くらし アクセスランキング

PR

注目のテーマ