「若い人たちが未来を」萩尾望都さんに大牟田市民栄誉賞授与

西日本新聞 筑後版 吉田 賢治

 福岡県大牟田市は19日、市出身の漫画家萩尾望都(もと)さん(70)=埼玉県=に市民栄誉賞を授与した。都内の出版社に出向いた関好孝市長が表彰状を贈った。同市の市民栄誉賞は4例目で、女性や文化人への授与は初。

 代表作「ポーの一族」「トーマの心臓」をはじめ、SFや文学的作品など数々の意欲作を発表してきた萩尾さんは昨年、デビュー50周年を迎え、文化功労者に選ばれた。現在も精力的に創作活動を続けている。

 授与式で萩尾さんは謝辞を述べ「自分が育った頃の大牟田は、牧歌的なところもある一方で、労働争議もあり両極端なまちだった。貸本屋が多く、それが楽しみだった」と思い出を披露した。

 若い世代へのメッセージとして「住んでいた社宅もなくなり寂しく思ったが、若い人たちが頑張っているのはいいこと。環境が人を育てる。若い人たちに未来をつくってほしい」と語った。 (吉田賢治)

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