北九州市の公共施設、順次開館へ 市税納付1年猶予も決定

西日本新聞 北九州版 内田 完爾

 北九州市は20日、新型コロナウイルス対策会議を開き、臨時休館中の文化・観光関連の施設について、感染拡大のリスク低減が確認できたところから来週以降、順次開館していく方針を決めた。また、感染症の影響で経済的な損失を受けた人は市税の納付を1年間猶予することも決めた。

 国の専門家会議が19日に示した、感染が一定程度に収まっている地域での活動再開に関する指針を受けた措置。感染拡大のリスクを高める環境として(1)換気の悪い密閉空間(2)人が密集している(3)近距離での会話などがある-との3条件が示されており、この条件へのリスク低減策が準備できた施設から開館していく。

 具体的には全14市立図書館で来週中にも、予約済みの計1万6千冊の受け渡しを始める。飛沫(ひまつ)感染を防止するために、貸し出し窓口をアクリル板で覆うなどの対策をとる。新規予約と通常の貸し出し再開は未定。市立美術館(戸畑区)についても、早期開館に向けて準備を進めているとしている。市は2月28日以降、感染拡大防止のために屋内を中心とした市内194施設を臨時休館としている。

 対策会議では、生活不安への緊急措置についても協議。市収税課によると、感染症で経済的な影響を受けた人に対しては、市税納付の猶予を従来よりも幅広く柔軟に対応し、審査も簡略化するという。事業を休止したり、利益が減少したりした場合に市税事務所で相談に応じるほか、国の要請があった公共料金の支払い猶予の検討も始めた。 (内田完爾)

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