熊本県知事に蒲島氏が4選 コロナ自粛で異例の選挙戦制す

西日本新聞 一面 和田 剛 壇 知里

 熊本県知事選は22日投開票され、無所属現職の蒲島郁夫氏(73)が無所属新人で元熊本市長の幸山政史氏(54)を破り、同県知事で初の4選を果たした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け両氏が選挙運動を抑制する異例の展開。自民、公明両党の全面支援を受けた蒲島氏は、熊本地震の復興事業の実績や危機管理の経験を訴え支持を集めた。投票率は45・03%。

 蒲島氏は熊本市中央区の事務所駐車場で「新型コロナ対策で(公務を優先したため)選挙運動ができず、不安は大きかった。熊本地震の創造的復興をやり遂げ、県民に尽くしたい」と述べた。出席者にはマスクが配られ、椅子の間隔を1メートル以上空けた。万歳は1回だけ。ウイルスの感染終息を願い、ガンバローコールで締めくくった。

 蒲島氏は、インフラ整備などの復興予算を獲得した手腕を強調。熊本地震で被災した熊本空港へのアクセス鉄道建設や地震で寸断された阿蘇地域の道路復旧などを主要な公約に掲げた。

 県内では告示日までに6人の新型コロナウイルス感染者を確認。蒲島氏は選挙カーでの遊説や街頭演説を見送り、公務を通じて感染拡大防止に徹する姿勢をアピール。自民・公明の地方議員や推薦団体の組織力も生かした。

 幸山氏は、社民の支持、国民民主と共産の支援を受け、蒲島県政を「多選の弊害が出ている」と指摘。八代港のクルーズ船停泊拠点など大型開発を批判したが、支持が広がらなかった。幸山氏は熊本市東区の事務所で「政治活動に区切りを付けたい」と語った。

 当日有権者数は145万7867人(県選管調べ)。 (和田剛、壇知里)

熊本市で開票トラブル   

 熊本市選挙管理委員会は22日夜、中央区の開票作業で票数が合わないトラブルがあったと明らかにした。投票者数よりも実際の票数が109票少ないという。

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