大分県立病院、重症のみ受け入れ 入院増で専用病床が不足

西日本新聞 大分・日田玖珠版 岩谷 瞬

 大分県立病院(大分市)は23日、新型コロナウイルス感染者8人の入院により感染症専用病床が残り4床になっていることを受け、重症以外の感染者の受け入れを当面見送る方針を示した。井上敏郎院長が、県議会福祉保健生活環境委員会で明らかにした。

 県立病院は県内に8施設ある感染症指定医療機関の一つで、専用病床は県内最多の12床。井上院長によると、国立病院機構大分医療センター(同市)で起きた新型コロナウイルスの集団感染に絡み、同病院でもセンターから転院してきた患者と看護師の計2人が感染。この2人を含む計8人が入院している。

 井上院長は「残り4床は重症度の高い患者のため、空けておかなければならない」と強調。同病院では、感染した看護師が所属する神経内科の新規の外来診療も23日から中止しており、「(県立病院は)他の病院では代替できない役割を担っている。医療体制の制限と継続、ぎりぎりの範囲でバランスを取っていくしかない」と説明した。

 県は感染拡大に備え、他の11医療機関でも感染者を受け入れられるよう体制を拡充。病床数は100床まで増えており、症状の度合いに応じて感染者を振り分ける態勢を整えている。 (岩谷瞬)

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