保護シェルターのチワワが転機に ペット訓練士になった女性

西日本新聞 長崎・佐世保版 西田 昌矢

 ペット訓練士の田淵紗耶香さん(34)は犬や猫のしつけをしたり、一時的に預かったりする店「One’s buddy」(長崎県諫早市)を2018年10月から経営。常に約30匹の世話をしている。「動物たちが少しでも人とうまく接するようになり、人と共存できる方法を探し続けたい」と語る。

 幼い頃から大の動物好き。小学校ではウサギやメダカ、コイの飼育を担当。「ムツゴロウさん」の愛称で知られる作家、畑正憲さんのテレビ番組にくぎ付けになった。

 県内の高校を卒業し、福岡市の動物専門学校に進学。殺処分される動物の飼い主を探す保護シェルターで働くことを目指した。転機をもたらしたのは、研修先のシェルターで出合った1匹のチワワ。かみつきやいたずらをやめない「問題犬」として扱われていた。

 かわいらしい見た目と違い、人を見ると本能のまま威嚇し、手が付けられない。飼い主が見つかったとしても、扱いづらいペットは身勝手な人に捨てられる。ならば、行き場のない動物を減らすためにペット訓練士になろう-。そう決心した。

 それから10年は佐世保市の訓練所で見習い修業。午前4時に出勤し、犬小屋の掃除、餌やり、トイレのしつけなどに従事し、夜遅くに帰宅。自分に懐かない犬がベテラン訓練士に心を開く様子を見ると、悔しくなって必死に技術を学んだ。

 やがて腕を見込まれ、本業のペットの訓練に加え、県警の警察犬指導手になった。相棒の「ローズ」と一緒に捜査などの仕事をこなす。2月は新上五島町で行方不明者を捜索。1時間で手掛かりを見つけ、刑事部長賞を受けた。

 18年に全国で殺処分された犬と猫は3万8444匹。長崎県は特に多い。たくさんの動物の生命が失われていることに心を痛め、諫早の店で飼い主探しにも努める。

 「動物は私たちを笑顔にしてくれる。だからこそ、大切にしたい」 (西田昌矢)

私の好きな犬

 パグという種類の小型犬です。まだ飼ったことはないのですが、ぺちゃっとした鼻とつぶらな瞳がチャーミング。暑さに弱く、夏場は冷房が欠かせませんが、おとなしい性格なので、ほえたりかみついたりは少ないです。犬を飼ったことがない人でも、しつけがしやすいのでお薦めです。

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