「楽しみだったのに」 聖火リレー中止、困惑のランナーも

西日本新聞 社会面 久保 安秀 小林 稔子

 26日から予定されていた聖火リレーも中止されることになり、心待ちにしていた九州のランナーからは「楽しみにしていたのに」と困惑する声が上がった。

 九州では4月24日の大分県を皮切りに、5月13日まで各県のランナーの手から手へと渡されるはずだった。「残念ですが仕方がない。国民の健康や安全が最優先」と話すのは、プロ野球福岡ソフトバンクホークスの城島健司球団会長付特別アドバイザー。出身地の長崎県佐世保市を走る予定だった。選抜高校野球大会は中止になり、プロ野球の開幕も延期になっているだけに「健康や安全がないとスポーツもできないと今回、改めて思い知った」。

 1976年モントリオール五輪柔道金メダリストの二宮和弘・九州柔道協会副会長は福岡市で聖火を掲げることになっており、「名誉な役目を楽しみにしていた」。前回の東京大会当時は高校3年生。「聖火リレーにはぴんときていなかっただけに経験してみたかった。盛り上がりが最高潮に来たところで鼻っ柱を折られた感じだ」と悔しがった。

 福岡県宇美町の宇美小でPTA役員を務める佐々野美緒子さん(37)は「延期後に走れるのであれば(その時は)お祭りムードに乗って町を盛り上げたい」と前を向いた。 (久保安秀、小林稔子)

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