古里の鹿児島県・屋久島に帰省した際、地元の森林組合などが…

西日本新聞 社会面 田中 良治

 古里の鹿児島県・屋久島に帰省した際、地元の森林組合などが戦後に植林された杉の本土への“輸出”に挑んでいる、と聞いた。屋久杉が有名な島だから、島外でも一定程度流通していると思っていたが違った。海上輸送費がネックとなり、チップにすることが多かったという。

 4年前に始まった「屋久島地杉販売プロジェクト」では、丸太を削り、品質の良いものだけを運んで輸送費を減らそうと、製材所を整備。横浜市の建築資材会社と協力し、油分が多く堅くて耐久性に優れた島の杉の特長をPR。希望者には森を案内するなど地道な取り組みで、少しずつ需要は増えているそうだ。

 「森林組合に任せると山が駄目になる、と言われ、その悔しさをばねに試行錯誤を続けています」。森林組合職員の話を聞きながら、地域の実情を分かっているつもりだった自分を恥じた。もっと現場に足を運ばなければと考えている。 (田中良治)

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