「あきらめず、もう一回、挑戦を」 山下JOC会長、選手に奮起促す

西日本新聞 社会面 伊藤 瀬里加

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(62)は東京五輪・パラリンピックの1年程度の延期決定から一夜明けた25日、東京都内で報道陣の取材に応じ「予想より早く方向性が定まった。アスリートの安全を第一に考えた苦渋の決断」と理解を求めた。

 代表選考に関しては競技団体の判断を尊重する意向を示した。今後、代表選考を白紙に戻す競技団体が出る可能性もある。山下会長は日本のボイコットで1980年モスクワ五輪の“幻の代表”となった苦い経験があり、選手には「幻に終わるケースがあるもしれない。あきらめず、もう一回、自分自身を奮い立たせて、気持ちを若々しく持って、来年に向けてチャレンジしてほしい」とのメッセージを送った。

 金メダル30個の目標は「変える理由はないと思う」と述べ、今後は各競技団体などと連携しながら、さまざまな問題と向き合っていく。「みんなで心合わせて、力合わせて、多くの協力を得ながら、一緒になって尽力していけたら」と力を込めた。 (伊藤瀬里加)

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