78歳が登山7000回到達 ペースメーカー着け「なんとかよじのぼって」

西日本新聞 長崎・佐世保版 平山 成美

 長崎県佐世保市愛宕町の田中和実さん(78)が日課にしている愛宕山(259メートル)への登山が、1991年に記録をつけるようになって7000回に到達した。心臓にペースメーカーを着けながらも「運動しないと、ますます体力が落ちるから」と登り続ける。

 地元で「相浦富士」と呼ばれる愛宕山。ウグイスの鳴き声に耳を澄ませ、フキや希少なタシロランなどの草花に目をやりながら、マイペースで歩を進める。山頂に着くと、地蔵に一礼して名前と住所を告げ、健康でいられることを願う。

 他の登山者のために石段をくいで固定し、掃除をするなど登山道の整備にも努める。「ごみが落ちたままだと、その後も人が捨てるようになるからね」。山麓がにぎわう2月の愛宕市の前は熊手や竹ぼうき、ちりとりを手に、念入りに清める。「あまりきれいにすると、愛宕山が低くなってしまいます」と冗談でお礼を言われるほどだ。

 昨年5月にペースメーカーを装着したが、手術の1週間後から登山を再開。石段のそばの斜面に滑り落ちた人を助けたこともある。

 長く続けるこつは「回数を数えること」。7000回目の今月23日は仲間6人と登り、今年初めてハルリンドウを見つけた。

 「なんとかよじのぼって7000回。体調万全じゃないけれど、まだ頑張りたい」と意気軒高。ペースメーカーと付き合いながら楽しく健康に過ごしている仲間をつくることが、新たな目標だ。(平山成美)

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