日田彦山線「沿線振興へ新基金を」 福岡県議会が27日決議へ

西日本新聞 社会面 大坪 拓也

 2017年の九州豪雨被災で一部区間の不通が続くJR日田彦山線の復旧のあり方を巡り、決議案提出を検討している福岡県議会の主要4会派は26日、沿線自治体の地域振興を長期的かつ安定的に確保するための基金新設などを県に求める方向で最終調整に入った。27日の県議会定例会最終本会議に4会派で共同提出し、可決される見通し。

 決議案は、超党派の県議らでつくる「九州の自立を考える会」による沿線の同県添田町や東峰村への聞き取り、JR九州との意見交換を踏まえ、住民の生活を支えるため地域を循環し、観光にも寄与する交通網の整備の検討も求める方針。

 小川洋知事は26日の県議会予算特別委員会で、被災地域の振興策に関し「復旧方策について結論を出すことができず、来年度の当初予算案で示すことができなかった」と釈明。JR九州の青柳俊彦社長が検討の余地を示した、自民県議提案のバス高速輸送システム(BRT)専用道延伸案については「県としても研究を進めている」と述べた。

 JRと沿線自治体トップでつくる復旧会議は2月、鉄道復旧を求める東峰村を除き、BRTでの復旧を軸に検討する方向に転換、3月末までに復旧方法について結論を出すことを確認。小川知事も復旧方針の決定を当初「3月中」としていたが、25日の県議会予算特別委員会で先送りすることを表明した。このため、今月末に予定されていた復旧会議は4月以降に延期となる見通し。 (大坪拓也)

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