芸術家2人が南島原滞在の成果展 風土から刺激受け作品に

西日本新聞 長崎・佐世保版 真弓 一夫

 長崎県南島原市南有馬町の旧白木野小校舎を芸術交流施設に再生した「アートビレッジ・シラキノ」で、芸術家2人が滞在中に制作した版画の成果展が開かれている。南島原の風土に刺激を受けた様子が伝わる。入場無料、月曜休館。4月15日まで。

 施設では芸術家が創作を通して住民と触れ合うアーティスト・イン・レジデンス(AIR)事業を展開。4回目の今回は、ドイツ・ベルリン市を拠点に活動する光安雅伸さん(41)と、東京で活躍するポーランド人のエベリーナ・スコルボニスカさん(39)が、1月末から2カ月間、創作に励んだ。

 光安さんは噴火災害遺構の旧大野木場小などの写真を基に凹版をつくる技法で、日の丸をイメージした図柄に原城跡から出土した十字架をあしらった。28点の連作で「僕が通ってきた時間と呼吸を残した」。

 スコルボニスカさんは、古代ギリシャの女性詩人サッポーの詩と女性の体のラインなどを描いた版画を組み合わせ「女性の欲望や性を表現した」。天草の島が海に映り込む風景を女性の唇に昇華させた作品など14点を展示する。

 問い合わせ(平日のみ)は南島原市生涯学習課=0957(73)6703。 (真弓一夫)

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