JR長崎駅28日移転、高架化 「100年に1度」の大変革 浮揚へ期待

西日本新聞 九州経済面 岡部 由佳里

 長崎市中心部を通るJR長崎線が28日に高架化され、JR長崎駅も現在地から西側約150メートルに移転し、新しく生まれ変わる。2022年度の九州新幹線西九州(長崎)ルートの暫定開業に向け新駅周辺では次々に大規模開発が予定。「100年に1度」とされる県都の大変革に、地元では経済浮揚への期待が高まる。

 通学で長崎駅を利用する同市の高校生、本田圭祐さん(16)は「新駅は不慣れで不安もあるが、開発が進む駅周辺の完成予想図を見ると楽しみ」と話す。28日に予定していた開業記念式典は新型コロナウイルスの感染拡大で中止になった。

 長崎線高架化は、県による連続立体交差事業として、新駅から同市松山町までの約2・5キロで実施。529億円をかけて高架化することで踏切4カ所が撤去され、渋滞緩和や市街地の一体化が見込まれる。

 新駅の西側には、外資系ホテル「ヒルトン長崎」を含む大型コンベンション(MICE)複合施設が21年11月に開業予定。東側にはJR九州が建設する新駅ビルが23年春に一部先行開業。25年度に「マリオット・ホテル」を含めて全面開業する見通しだ。

 北側の三菱重工業幸町工場跡地では、ジャパネットホールディングス(同県佐世保市)がサッカーJ2、V・ファーレン長崎のホームスタジアムなどを備えた複合施設の計画を進める。

 早いペースで人口減が進む同県では、交流人口を増やすのは重要施策の一つ。集客施設の相次ぐ開発に中村法道知事は「100年に1度の機会を生かし、県の活性化につなげたい」と意気込む。 (岡部由佳里)

長崎県の天気予報

PR

長崎 アクセスランキング

PR

注目のテーマ