「再開したら行く」新型コロナ、施設名公表に共感 熊本の温浴施設

西日本新聞 熊本版 綾部 庸介

 施設名の公表に踏み切った熊本市東区の温浴施設「ピースフル優祐悠」。村上浩二支配人は「利用者のみなさんの安全が第一」と決断の理由を語る。「クラスター」発生を危ぶむ声がある一方、インターネット上には励ましのメッセージもあふれた。「再開したら、行くから頑張れ」―。

 市が施設名を公表した26日午後6時すぎ。男性2人組が「コロナが出た」「マスクをくれ」と慌てて施設から出てきた。顔には、マスク代わりに巻き付けたタオル。従業員から感染者発生の説明を聞き、逃げ出してきたという。

 施設の電話は午後8時ごろまで鳴りっぱなし。市によると、27日午後1時までに市や施設などに300件を超える電話があったという。「ちゃんと消毒したのか」「検査は全員したのか」。中には苦情や心ない言葉もあった。保育園の預かりやデイサービスの利用を拒否された従業員もいた。

 偏見、差別、風評被害。新型コロナウイルスの感染が県内で発生して以降、こうした過剰な反応がたびたび起きてきた。ただ、今回はネット上で、これまでとは違う反応も目立つ。「公表してくれてありがとう」「熊本地震の時、入浴支援してくれたの、覚えているよね?」「何度か泊まったけどええとこやで!」

 施設は27日、保健所の立ち会いで消毒作業を終了した。従業員全員のウイルス検査も行う。突然訪れた逆境にくじけず、営業再開を目指して村上さんは誓う。「安心して利用してもらえるよう、頑張るだけです」(綾部庸介)

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