おしっこの色、常に注意を【きみとさいごまで】

西日本新聞

 犬が体調不良のとき、何が原因か見当をつけ、どう対応するか。今回はこのテーマの最後となる3回目です。食欲不振や血尿、血便を考えます。

 まず、高齢になってご飯を食べないとき。こういうときは、ソーセージやパンなどのおやつを食べるかどうかを見ます。ペットフードは食べないのに、こうした物を口にする場合は、わがままでご飯を食べていない可能性があります。犬が「ご飯を食べないと、おいしいおやつがもらえる!」と思っているのです。おやつを与えすぎると栄養バランスが崩れるので、食習慣を見直してください。

 ただ、ご飯もおやつも全く口にしないと要注意。体の不調が考えられます。一食は様子を見て、次のご飯も食べないときは病院に行きましょう。

 次に血尿や血便です。血尿はぼうこうの炎症やがん、子宮蓄膿(ちくのう)症の恐れがあります。血便も痔(じ)や胃腸からの出血など、さまざまな原因があります。血が混じる頻度や量、色で状況が変わるので、写真を撮ることをお勧めします。毎日撮影し、写真で変化を説明すると獣医師も助かります。

 お預かりしているミニチュアダックスフントの雌、タイヨウちゃん(11)は生理がなかなか終わらず、血尿も出る状態が続きました。病院に行くと子宮蓄膿症で、このため子宮から出血し、血尿も出ていたのです。子宮摘出手術を受け、やっと元気になりました。

 タイヨウちゃんは白いトイレシートの上でおしっこをしていたので、すぐ血尿に気付きました。でも、家庭では犬が外で飼われ、おしっこを庭や散歩中にすることも多いでしょう。部屋の中で飼う場合、色付きのトイレシートを使う人もいます。そうなると、尿の色にはなかなか気付かないものです。結果として病気が進行し、症状が重くなることも。おしっこの色には常に注意が必要です。

  (老犬ホーム「トップ」代表)

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