『僕のリスタートの号砲が、遠くの空で鳴った』 田原照久、 竹島由美子 著

西日本新聞 文化面

 「その当時僕は、いわゆる不良グループに属していた」-福岡県の私立高校。母子家庭の長男で、鬱屈(うっくつ)とした生活を送っていた主人公(田原)が、演劇との出会いを通じて「虚無の穴」から立ち上がっていく姿を描く。ほぼ実話で、主人公と、彼を演劇部に引き込んだ教師(竹島)の語りが交互に進行する。やがて主人公は天性の表現力を開花させ、卒業後も演劇部の指導を続ける。竹島は元西日本短大付属高教諭で、映画化された『野球部員、演劇の舞台に立つ!』の原作者。 (高文研・1760円)

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