天ケ瀬温泉街に「巨大タコ」 護岸壁にアート、観光客にアピール

西日本新聞 大分・日田玖珠版 笠原 和香子

 大分県日田市天瀬町の天ケ瀬温泉街を流れる玖珠川河川敷に現代アートが出現した。自然に囲まれた温泉街の落ち着いた雰囲気とは趣の違う作品で、観光客に強烈にアピールする狙いだ。

 市の「天ケ瀬アートプロジェクト」の一環で、昨年12月まで市に派遣された訪日観光コンサルタント、ハレ・ローランさんが提案した。コケで深緑色だった護岸壁を、地元の旅館組合員が掃除し白いペンキを塗って「巨大キャンバス」に仕上げ、熊本市の作家福井俊彦さん(36)がタコをモチーフにした絵(縦4メートル、横24メートル)を描いた。

 末広がりの「八」にちなんだタコの8本足は四方に伸び、「温泉以外でも発展してほしい」との思いを込め、カラフルな頭で町の活性化のアイデアをたくさん考えていることを表現した。

 地元の「21あまがせ花のまちづくり推進委員会」がペンキ代を負担し、旅館組合員や同町の集落支援員、日田市職員らも色塗りを手伝い、3月初めに完成した。プロジェクトを進める市商工労政課の担当者は「インパクトのある場所が一つ増えた。今回のアートをきっかけとして温泉街を盛り上げていきたい」とし、今後、別の場所でも絵を描くことを検討するという。(笠原和香子)

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